電話交換機の着信方式:付加番号(追加番号)ダイヤルイン方式とは
電話交換機の着信方式にはイロイロあるもので、そのなかに付加番号(追加番号)ダイヤルインというものがあります。
この付加番号ダイヤルインとは普通のダイヤルイン方式とは違い電話回線自体は一般回線を利用します。
つかいかたとしては、利用者が電話番号をダイヤルすると、交換機が一旦応答して、内線トーン(若しくはトーキ)を流して利用者はそこから内線番号をダイヤルして、該当の内線を直接呼び出す方式です。
INS回線でサブアドレスダイヤルイン方式というものがありますが利用方法としては良く似ていて、サブアドレスダイヤルイン方式は局側の提供機能であるのに対して、付加番号ダイヤルイン方式は交換機側の機能になります。
例えば××商事の内線番号2001を呼び出したい場合は
××商事の電話番号「03-0000-0001」をダイヤルする
↓
一端交換機が応答して「ツー、ツー」と内線トーンが聞こえる
↓
内線番号2001をダイヤルする
↓
呼び出し音「トゥルルル、トゥルルル」が鳴る
↓
応答
って感じでしょうか。
個人にかかってくる電話が多い会社などではとても重宝する機能ですし私自身は電話回線が余ったユーザーさんが自社の連絡用などとしてこの付加番号ダイヤルインを設定されることが多いですね。
あまりポピュラーな運用方式ではないので、実際に利用する折にはユーザ側へ運用方法の徹底などが必要になってきますけど、使い慣れると便利な着信方式ですよ。
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