電話交換機の機能:会議(3者通話・8者通話)とは

電話交換機の機能、つまりはビジネスホンの機能に「会議」と呼ばれるものがあります。

これもベンダーによって名称が異なると思いますので一般的にどのような呼ばれ方をするのかは、まちまちだと思いますけど、今日ここで紹介するのは電話での通話は基本的には1対1ですが、それを交換機の機能によって複数者での会話を実現する「3者通話」や「8者通話」とも呼ばれる機能を紹介したいと思います。

3者通話と8者通話はそれぞれ名前の通り、3者通話であれば3人で会話ができる機能で、8者通話であれば8人まで通話に参加することができる機能ですね。

主に緊急時や電話会議などでこの機能を利用されるので「会議システム」などと呼ばれることもあるこの機能ですがレガシーの交換機システムだけではなく、SIPをはじめとしたいわゆるIP電話システムや、携帯電話網それにSkypeなどでもこの機能は利用できるようになっています。
(Skypeでは20人くらい会議に参加できるらしいですが・・・)

どのようなシステムでもそれぞれ操作方法は異なってくると思いますが一般的には、まず最初に2人が普通に電話で通話している状態で2人のうちどちらかが第三者を呼び込む「召集型会議」の形態と逆に2人が通話しているところに第三者が割り込んで通話に参加する「参加型会議」の2種類が殆どでしょうね。

こういった多者通話の機能は局網でも昔から提供されているんだけどこの機能を交換機でも提供できるようにしているワケですね。
ただ、この機能って一般的な通話とは回線制御の方法などが異なってしまうので、交換機で会議機能を実現しようと思うとオプションで基盤を別途購入しないといけなかったり、場合によっては交換機を制御するソフトウェアの更新が必要だったりする場合があります。

複数人でお話をしたい時に非常に便利な機能なんだけど、3者通話くらいなら召集型の会議機能を利用した時に、誰が召集したのか誰が会議に参加しているのか十分に把握できると思うんだけど、8者通話などの場合は召集を実施した人が誰だったのかとかがあいまいになったり、もっと大勢で参加できるシステムだと召集者が何人かを招集しているうちに参加者がまた別のメンバーを招集したりしてどこにどれだけの人間が参加しているのかわからなくなって余計に話をしにくくなってしまったり・・・なんてこともあります。

私個人的には、「会議」の機能って参加型の会議より召集型の方がメンバーがまとまりやすいし、予め誰が召集をするのかってリーダーを決めておくのが良いような気がします。。。



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