電話交換機の機能:内線クラスとは


電話交換機・ビジネスホンをユーザに提供する上での設計に重要なポイントとして「内線クラス」というものがあります。

内線クラスとは、簡単に言うと「どの内線がどのような発信が可能なのか?」をクラス分けしたもので、クラスが高い内線ほど規制が少なく外線発信等が自由に可能で、クラスが低い内線は規制が多いです。

上記のように規制の多い・少ないに関わる設定ですので内線クラスは「規制クラス」と呼ばれることもあります。

一般的な内線クラスは高いほうから「超特甲」から、低いほうは「丁」までと日本語でクラス分けをされることが多いですね。

この「超特甲」とか「丁」は、日本語で何らかの格付け・ランク付けをしたいときに用いられる「甲乙丙丁」などのことで、電話交換機の世界でもこの格付けをクラスとして利用しています。

大まかにそれぞれのクラスはベンダーによって異なりますが超特甲 ・特甲・準特甲・甲・準甲・乙・丙・丁などの種類があって、「超特甲」の内線であれば海外に電話を発信することも出来るし日本全国に電話をかけることが出来る。
「特甲」の内線であれば、海外は無理だけど日本国内なら何処にでも電話をかけることが出来る。
「準特甲」の内線であれば、隣接区域の市外まで電話をかけることができて「甲」の内線は市内通話のみ、と徐々に規制されていって最終的には事務所内の内線通話しか出来ない「丁」のクラスの内線が一番下位となります。

つまり、超特甲なら規制は少なくクラスが下がるごとに外線発信の規制が増えたり、専用線が発信できなくなったり転送などのサービスも利用できなくなったりします。

さて

そんな「内線クラス」ですが、どのような場面で利用されるのかと申しますと、電話交換機・ビジネスホンの設計の上で「一体誰がどのような業務をしているのか?」にも関わってきますし、例えば海外通話の多いような営業さんの席であれば内線クラスは超特甲などに設定されるでしょうし、廊下や倉庫などの共用部などでは内線クラスを「丁」などに設定しておいて余計な電話を利用できなくすることが多いです。

だってね?
例えば倉庫などに設置された電話機を「超特甲」などにすると仕事をサボって余計な電話をかける社員さんがいるかもしれないし廊下などの電話機が外線発信可能だったら、外部の人間が勝手に電話を使うことがあるかもしれないでしょ?

そのような理由で外線を発信する必要の無いと思われる内線はクラスを下げるべきだし、企業さんによっては社員さんそれぞれが担当する地区だけに電話をできるようにして通話料の無駄を削減したりすることが出来ます。

小規模オフィスの場合は電話交換機を導入する折にもユーザ側からそのような規制が必要ないと仰られて、全ての電話機を「超特甲」とかにしておく企業さんもありますけど、通話料管理がしっかりしていて社員さんの動向に目を光らせている企業さんであればキッチリと内線クラスを分けることが多いです。



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