ATMとSTMの問題とか比較とか


今日の電気通信主任技術者のお勉強はATMとSTM関連の過去問をご紹介します。

電気通信主任技術者に出題される問題として専門的能力の科目であっても、伝送交換及び設備管理の科目であってもATM/STM関連の問題は頻出ですのでしっかりと押さえておきたい技術分野ですね。

さて、まずはATMについてですがATMってやつは、このブログでも何回も書いているような気がしますけど、Asynchronous Transfer Mode の略で日本語では非同期転送モードとなります。
(直訳ですね・・・)

概要的には論理的なチャネル、つまり仮想の回線を利用して非同期にデータ通信を行うプロトコルです。
ここで「非同期」ってのは、一般的にデータ通信するときにデータを送る側と受ける側でタイミングを合わせず(非同期)にやり取りをする方法ですね。

それに対してSTMはSynchronous Transfer Modeの略で直訳すると同期転送モードとなりまして、ATMは送受信側のタイミングを合わせない非同期転送でしたがSTMはデータの送受信にユーザがデータを送信できるタイムスロット(時間位置)が予め決まっている一定速度の通信ですね。

ちなみにSTMはISDNでのデータ伝送技術としても使われていますね。

さて、そんなATM/STMの問題をご紹介します

ATMネットワークとSTMネットワーク
問題文章 ワンポイント
STMネットワークでは、ユーザへ提供する速度メニューが一般的に、64Kbit/s、1.5Mbit/sなどと限定されるが、ATMネットワークでは、多くの速度メニューを提供することが可能である。 この文章は正しいね

☆STMネットワーク=ユーザへ提供する速度メニューが一般的に、64Kbit/s、1.5Mbit/sなどと限定される

☆ATMネットワーク=多くの速度メニューを提供することが可能

※冒頭でも記述しましたけど、STMは予めタイムスロットが決まっているし速度も一定ですよ。

ATMネットワークでは、必要なときのみ通信資源を占有するため、STMネットワークと比較して、ネットワーク間のバースト的なデータを効率的に転送することができる。 この文章は正しいね

☆ATMネットワーク=必要なときのみ通信資源を占有する・バースト的なデータを効率的に転送することができる

ここで、「バースト的」という単語が出ましたけどバースト的っていうのは言葉でイメージしやすいと思うけど、一定じゃなくて歯抜けに不連続なデータですね。

ATMネットワークでは、セルヘッダ情報によりあて先を識別するため、STMネットワークと同様に、あらかじめ送受信間で物理的な多重化位置を決めておく必要がある。 この文章は間違ってるよ

●ATMでは、データはすべてセルと呼ばれる、長さ53バイトの単位でやり取りされる。

セルのうち、データ部分は48バイトであり、5バイトがヘッダ情報となる。

このヘッダには、あて先を示す「仮想パス識別子」と「仮想チャネル識別子」があり、ATMネットワークはこの情報を基にしてデータを届ける仕組みになっている。

したがって、送受信間で物理的な多重化位置を決めておく必要はない。※まぁ、物理的な多重化位置を決めておく必要がある→必要がないってトコが誤りね。

さて、いかがでしたでしょうか?

ATMとかSTMとかの勉強をしているとどっちがどっちだったのかわからなくなってしまいそうなのですが、どちらもポイントを押さえてしっかりと得点源にするようにしてくださいね。

どちらも深く掘り下げるととても複雑な技術で難しいものですが、電気通信旬人技術者に合格するための勉強だったら、出題される部分は概ね決まっているので過去問を何年分もやっておいたら大丈夫です。
こだわり派の人は「深く深く」勉強してしまいそうですけど正直キリが無いですし、ここはひとつ合格を目指すのですからポイントを絞って勉強していきましょうね。

全てを紹介はできませんが、いくつかATMとSTMのポイントを列挙していきます

ATM

  • Asynchronous Transfer Mode
  • 非同期転送モード
  • 一本の物理的な回線を複数の論理回線に分割する多重化方式の一つ(STMと一緒)
  • 53バイトの固定長で48バイトの実データ・5バイトのヘッダで構成
  • 色んな速度を提供できる
  • 必要な時だけ回線を使うので効率的
  • 宛先を示す「仮想パス識別子」・・・VPIといって、仮想パスを区別する
  • 「仮想チャネル識別子」・・・VCIといって、仮想チャネルを区別する
  • OSI参照モデルのデータリンク層に該当する

STM

  • Synchronous Transfer Mode
  • 同期転送モード
  • 一本の物理的な回線を複数の論理回線に分割する多重化方式の一つ(ATMと一緒)
  • 通信速度が一定
  • 125マイクロ秒周期のタイムスロットで多重伝送
  • ISDNなどで利用される

まぁ、ほんの一部の紹介になっていしましましたがこうやって、違いを一覧表などにして見比べると勉強しやすいものですよ。

それでは今日はこの辺で



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