B-PONのネタを探しそびれて、X.25の問題

今日の電気通信主任技術者の勉強のネタはX.25関連の問題をご紹介します。

余談になりますが、実は今日は【B-PON】に関する問題を紹介したかったのですが、適当な問題ネタのストックが見当たらなかったので、X.25になってしまいました!

イロイロとB-PON関連のネタを自分のアーカイブからPONで検索していると今日の問題がピックアップされたんですけど、どうやら下に紹介する記述の2つ目の文章の開設部分にある「SARM(Set Asynchronous Response Mode)」のなかからResponseが検索で引っかかったようで・・・

どうも最近、この「電気通信主任技術者のススメ」というブログに【B-PON】ってワードで検索エンジンから検索して訪問される方が多いようなので、是非B-PONの問題を今日は紹介したかったんですけどね。

さて、余計なお話は置いて早速勉強を始めましょう。

今日のネタはコチラです↓↓

ITU-T勧告X.25で規定されるレイヤ2及びレイヤ3
問題文章 ワンポイント
各フレームの最初と最後は、必ず“01111110”で示されるフラグシーケンスが付与され、二つのフレームが連続する際も、一つ目の最後のフラグシーケンスと二つ目の最初のフラグシーケンスは、それぞれ独立に存在しなければならない。 この文章は間違ってるね

※コレって何回かでてきたけど、フレームの最後のフラグシーケンスは次のフレームのフラグシーケンスの最初と兼用できる

レイヤ2のデータリンクは、非同期平衡モード(SABM)設定コマンドの送出に対して、相手側(端末あるいは網)から非同期応答モード(SARM)設定コマンドの返送により確立される。 この文章も誤りです!!

SABM(Set Asynchronous Balanced Mode)コマンド=非番号形式のコマンドの一つ。非同期平衡モードに設定。

SARM(Set Asynchronous Response Mode)コマンド=非番号形式のコマンドの一つ。非同期応答モードに設定。

※モードが違うんだから、コマンド→レスポンスの関係にはならないよな。。。
※多分どっちのモードにしても、レスポンスはFRMRになると思われ。。。

レイヤ2のデータリンクは、切断(DISC)コマンドに対する相手側(端末あるいは網)からの非番号制確認(UA)レスポンスの返送により切断モードにはいる。 この記述は正しいよ!

※切断(DISC)コマンド→非番号制確認(UA)レスポンス

端末あるいは網から送信する情報は、情報(I)フレームを使用して送出するが、フレームを受信した網あるいは端末は、受信したIフレームの送信シーケンス番号を送出するIフレームの受信シーケンス番号に設定した送信する。 この記述は間違いですな・・・

※コレも自信ないけど、「受信したIフレームの送信シーケンス番号を送出するIフレームの受信シーケンス番号に設定」って部分が、違うような気がする。

※受信したシーケンス番号に1を足して設定するんじゃなかろうか?

さて、いかがでしたでしょうか?

正直なところ、私自身がこの問題をしっかりと理解できているワケではないんですけど、ある程度冷静に考えれば正解を導き出すことは出来ます。

ITU-T勧告X.25を隅から隅まで把握することはとても大変ですがネットワーク関連の知識とデータフレーム関連の知識をそれなりに持っていれば、記述の誤りを見抜くことは出来るんじゃないでしょうか?
(そんなことない?)

電気通信主任技術者の問題は、一見難解そうな問題であっても今まで通信関連の勉強を積んできたのであれば、記述の矛盾や明らかに誤っている記述などを見抜くことができるようになるものですよ。

さて、それでは近々にB-PON関連の問題をやる事を胸に誓いつつ今日はこの辺で♪



あなたにオススメのコンテンツ!

FaceBookでチェック!

「電気通信主任技術者のススメ」は少しでも学習のお役に立ちましたか?
もしよろしければ、ぜひ「いいね!」していってください。
また何か新しい発見をお届けできるかもしれません。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。

*