デジタル交換機の通話路方式

空間分割・時分割・集線弾・分配段とかの穴埋めです。デジタル交換機の通話路方式の問題

今日の問題は交換関連の問題から「デジタル交換機の通話路方式」についての穴埋め問題です。

下の文章中の【 】の部分が実際に出題されたときには虫食いになっていた部分です。

今回の問題では通話路方式の空間分割や時分割とか集線弾とか分配段についての文章の欠けた部分を選択肢から選ぶようになっていました。

文章の内容的には工事担任者の試験などでも頻出の内容になっているし、それほど難易度が高いものではありませんね。

さて、それでは早速今日の問題を見ていきましょう。

デジタル交換機の通話路方式
問題文章
入線m、出線nの通話路スイッチ網を実現する方法として、m×nの各交差点に電子ゲートを設置する【空間】分割方式と、一つの交差点の素子を、複数の呼で多重使用する時分割方式とがある。
また、加入者線を直接収容する電話用デジタル交換機のスイッチ網は、加入者線の使用率が【低い】ことを利用し、スイッチの素子数を減らすために、【集線】段と分配段から構成される。
前者は、加入者線の使用率に応じて、トラヒックの収束を行い、分配段に対して、一定の使用率で接続を行う。
後者は、すべての加入者線とすべての中継線との間を、任意に接続するためのものである。
なお、時分割処理のための多重化・分離機能は、【集線】段で実現される。

さて、いかがでしたでしょうか?

あまりポイントというほどの重要な点はないんだけど、今回の文章の中で覚えておいたほうが良い部分を下記に列挙します。

  • 空間分割方式=入線m×出線nの各交差点に電子ゲートを設置する
  • 時分割方式=一つの交差点の素子を、複数の呼で多重使用する
  • 集線段=加入者線の使用率に応じて、トラヒックの収束を行い、分配段に対して、一定の使用率で接続を行う。
  • 分配段=すべての加入者線とすべての中継線との間を、任意に接続するためのもの
  • 加入者線を直接収容するデジタル交換機のスイッチ網は、加入者線の使用率が【低い】
  • 時分割処理のための多重化・分離機能は、【集線】段で実現される。

交換の分野で出題されるデジタル交換機関連の問題は、出題される範囲が狭いので覚えるべきことは少ないんだけど、普段使わないような言葉が多いので覚えにくいんですよね。

例えば「集線段」なんていっても、普段使われることのない言葉だからそれがどのようなものかイメージしにくいですからね。



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