
何だか見たことがある電話用デジタル交換機のソフトウェアの穴埋め問題
デジタル交換機はソフトウェアによって制御されているんですけど、処理の内容によりいくつかのプログラムに分類分けされます。
今日の問題では、一般的な呼処理プログラムの分類についての穴埋め問題として出題されていますけど、何度もどこかで見たことがあるような文章ですので、交換系の勉強をしたことがある人には軽くクリアできるレベルなんじゃないでしょうか?
もちろん「何度もどこかで見たことがある」ということは出題頻度の高い分野でもあると言い換えることができますので、しっかりと目を通しておいてください。
さて、早速今日の問題を見ていきましょう。
問題文章 | 電話用デジタル交換機の接続動作において、呼には、「空き」、「ダイヤル数字受信」、「呼出」等の【安定】した状態があり、ソフトウェアはこれらの状態において、処理要求を監視・分析し、次の【状態遷移】に必要な処理を行うことにより交換接続動作を実現している。 呼処理プログラムは、処理の流れから以下の三つに分類することができる。 ・入力処理プログラム :加入者線や中継線の状態を【監視走査】するプログラム。 ・【内部】処理プログラム :入力処理プログラムにより検出された処理要求に基づき、接続形態の決定などを行うプログラム。 ・出力処理プログラム :通話路系装置などの駆動を行うプログラム |
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さて、いかがでしたでしょうか?
冒頭でも書きましたけど類似問題が出されたこともありますので、その過去に出題された文章を交えつつ問題の重要ポイントを抜粋して下に列挙しますね。
(何年に出題されたのかは忘れましたけどね)
- 一つの呼の発呼から終話までの過程は、複数の安定した状態間の遷移である。
- 状態間の遷移条件を記した状態遷移図により呼処理機能を規定することができる。
- 呼処理プログラム(多重処理を行うためのプログラム)は「入力プログラム」「内部処理プログラム」「出力プログラム」の3部構成が一般的であり、呼処理を単独で行っていない。
- 内部処理プログラム=接続形態の決定を行うプログラム
- 出力プログラム=通話路装置の駆動を行うプログラム
ちょっと状態遷移図なんて聞きなれない言葉が出てきましたけど、これは簡単に言うと「何がどうなればどうするか?」ってことを図にしたものでフローチャート図などを想像してもらえるといいんじゃないかな?
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