トランザクションとかトランスレーションとか「デジタル交換機の接続動作」の問題

今回ご紹介する問題は過去に数回出題されたこともある部分があるので、チェックしておいてください。

特に、3つ目の文章の右側部分の「クロックレベル」と「ベースレベル」なんてところは丸暗記をする必要はありませんけど、イメージは掴んでおいてください。

あと1つ目の文章ではトランザクションメモリという聞きなれない単語が出てきますけど、このトランザクションって複数の処理を1つのタスクとしてまとめたものって言えば少し解り易いかな?

それでは早速今日の問題を見ていきます。

デジタル交換機の接続動作
問題文章 ワンポイント
交換処理は時分割に実行されるため、その処理に必要なトランク番号や収容位置番号等の情報は、特定のメモリを媒体として持ちまわっていく必要がある。
この媒体としてのメモリは、トランザクションメモリといわれる。
この文章は正しいです。

☆トランザクションメモリ=トランク番号や収容位置の情報を記憶している。

着信翻訳処理においては、ダイヤル数字を基に着信加入者のサービス情報、収容位置、空き、話中などの加入者状態を分析し、必要なタスクを決定する。 この文章も正しいです

☆着信翻訳処理=サービス情報・収容位置・加入者状態をダイヤル数字を基に必要なタスクを決定する。

交換処理プログラムは、的確なスケジューリングにより多重処理を実施するため、各処理をレベル分けして優先度を付与しているが、着信翻訳処理はクロックレベルのプログラムに分類される。 この文章が誤りですね。

☆クロックレベル=ダイヤル信号の受信のように正確な時間間隔で処理しなければ情報を誤って受信し、誤接続にいたるような処理は、遅延が許されず厳しい実時間性が要求される。

☆ベースレベル=利用者が発信するときに端末機器の送受話器を取り上げた情報(オンフック)や、終話時に送受話器を戻した情報(オフフック)の検出のように1秒近く処理が遅延してもほとんど支障のないもの。

※着信翻訳処理なんかはベースレベルに分類される。

さて、いかがでしたでしょうか?

着信翻訳処理って言葉が出てきましたけど、一体何を翻訳しているのかといいますと電話機が送出したダイヤル情報を翻訳しているんですけど、実はこの翻訳処理って電話交換機のとても大切な機能の一つでメーカーやキャリアによっては翻訳って言わずに「トランスレーション分析」って言ったりもします。

トランスレーション分析は一般的には前方一致方式なので、受け取ったダイヤル数字の前方から解析を初めて何処に着信させるのか、着信先の端末は待ち受け状態なのかなどを判断して着信制御させるんですね。

トランザクションとかトランスレーションとかややこしい言葉が出てきましたけど、軽く頭の片隅にでも置いておいてくださいね。



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