今日はフレームラベル(データリンクラベル)の問題です。

今日ご紹介する電気通信主任技術者の過去問題は「フレームラベル(データリンクラベル)」についての出題です。

出題の中でも出てくるんですけど、データリンクラベルのフレームには「情報フレーム」「監視フレーム」「非番号制フレーム」の3つがあります。

「情報フレーム」は実際にやり取りされるデータ転送に使われるフレームで、「監視フレーム」はデータリンクの通信中における状態確認や再送要求、「非番号制フレーム」は通信セッションの開始・終了に使われます。

それでは早速今日の問題を見てみましょう。

フレームラベル(データリンクラベル)
問題文章 ワンポイント
フレームの先頭と最後尾は、フラグと呼ばれる特定パターンの符号から構成される。
先頭のフラグは、“01111110”に、最後尾のフラグは“10000001”に設定される。
この文章は誤りのようです

※最後尾のフラグも01111110のような気がする。。。

情報フレーム、監視フレーム、非番号制フレームの3種類のフレームは、制御フィールドで識別され、監視フレームは、情報フレームの受信確認、再送要求、一時的送信停止要求などに用いられる。 この文章は正しいね

☆監視フレーム(Sフレーム)=受信確認・再送要求・一時的送信停止要求
☆非番号制フレーム(Uフレーム)=リンク制御・非確認形情報転送のための非番号制情報転送
☆情報フレーム(Iフレーム)=レイヤ3エンティティ相互の情報転送

フレームラベルのすべてのコマンド・レスポンスは、非番号制フレームで送受される。 この文章は誤りのようです

※コマンド・レスポンスはSフレーム・Uフレーム・Iフレームそれぞれにあると思う。

さて、いかがでしたでしょうか?

電気通信主任技術者の問題としては、珍しくシンプルで解り易い問題だったのではないでしょうか。

このあたりの通信プロトコルについてはATMやSDM、HDLCとかX.25とかX.75などで似たような用語が沢山出てくるので、混乱されるかもしれませんが一つずつ整理して正確に覚えるようにしましょうね。

それでは今日はこの辺で。



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