E-PONで勘違いしやすかったりする「光アクセス伝送技術」の問題

今日の電気通信主任技術者の過去問は光アクセス伝送技術に関する3つの文章を読んで正誤を判断するタイプの問題です。

3つの文章はそれぞれPONについて書かれているワケですけど、PONっていうのはPassive Optical Networkの略でして、1本の光ケーブルを複数の加入者で共有して利用するために光スプリッタなどで分岐する技術です。

何でPassiveかといいますと、光と電気を変換するための装置などを設置する必要がなくって電源なども不要なのでPassiveとされています。

逆に光と電気を変換するために能動素子を使うものは、当然Activeってことです。

さて、それではさっそく今日の問題を見ていきましょう。

光アクセス伝送技術
問題文章 ワンポイント
E-PONシステムは、ONUとOLT間のフレーム転送において、可変長のイーサネットフレームを53バイトごとに分割して伝送する方式である。 この文章は誤り

※E-PONはフレームをそのまま分割せずに伝送です。
53バイトごとに分割するのはB-PON(ATM)だろう!!

PONシステムには、設備センタ側からユーザ側への下り伝送路においてTDM方式を用い、上り伝送路においてTDMA方式を用いる伝送方式がある。 この文章は正しいです。

※コレも何回か出てきたな。。。

下りはTDMで、上りはTDMA(で、理屈はともかくTDMの方がエラい感じだっけ?)

B-PONシステムには、ATM技術を基本とする光アクセス伝送方式があり、100Mbit/sクラスのスループットに適用できるよう、ONUとOLT間の通信においてATMセルが用いられる。 この文章は正しいです。

※そのまんまだね。B-PON=ATM

さて、いかがでしたでしょうか?

1つ目の文章だけが「誤り」の文章だったワケですけど、「可変長のイーサネットフレームを53バイトごとに分割して伝送する方式」っていうのはB-PONのことです。
ちなみにE-PONはイーサネットフレームを分割せずに伝送する方式で、E-PONの「E」はEthernetのEですからイーサネットの技術が使われているってこと。
ここで間違っちゃいけないのは、PONってのは複数加入者で1本の光ケーブルを共有するための仕組みなんだけど、E-PONになったからってメタルで各加入者に分配してるってことじゃないのよ。
E-PONになっても、配線されるのは光ケーブルだし、各加入者へも光カプラ・光スプリッタで分岐されるってことなの。

イーサネットフレームを使ってるからE-PONですよ。

さて
2つ目と3つ目の文章は正しい文章ですのでスルーしますね。



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