
CRCなら知ってる?「信号ユニットにおけるフラグの同期等」の問題
今日の問題はNo.7信号方式関連の問題から「信号ユニットにおけるフラグの同期等」についての出題です。
信号ユニットの始まりはどこで終わりはどこなの?とか、誤り検出とかについての文章が書かれています。
問題のタイトルが「信号ユニットにおけるフラグの同期等」ってなっていますけど、大抵のデータ通信や音声通信の符号化・復号化においても「同期」って大事なんですよね。
この同期がずれると、データを正しく送り届けることができなかったり欠損したりするんですよ。
それでは早速今日の問題を見ていきましょう。
問題文章 | ワンポイント |
---|---|
信号ユニットは、開始フラグで始まり、終結フラグで終了する。 連続する信号ユニット間では、ある信号ユニットの終結フラグが、次の信号ユニットの開始フラグをかねることができる。 |
この文章は正しいよ
※X.25でも最終のフレームラベルと次の開始ラベルは兼ねることができたので、これも同じことなんじゃなかろうか? |
受信した信号ユニットは、フラグによってその開始位置を識別するが、フラグとデータ部を混同しないように、送信側でデータ部に“1”が 6個連続した場合は、その直後に0を挿入しているので、受信側では0を抜き取ってデータを再構築する。 | この文章は誤りです。
※コレも、“1”が連続5個なんじゃない? |
信号ユニットの誤り検出は、CRC符号により行うが、8ビット以下のバースト誤りまでしか検出できない。 | この文章も誤りです
☆CRC符号の特徴 ※バースト誤りは検出できるけど8ビットじゃなくて2ビットということか? |
さて、いかがでしたでしょうか?
ちょっと難しかったような気がしますけど、CRC符号とかはNo.7信号方式に限らずデータ通信系の勉強をしたことがある人なら聞いたことくらいあるんじゃないですかね?
ちなみにCRC符号ってのは「誤り検出符号」ってやつで、Cyclic Redundancy checkの略です。
水平パリティ方式とか垂直パリティ方式が苦手とするバースト誤りに対しても効果がある誤り検出の方式で、データ送信に対してチェック用の符号を付与して送信して、論理演算を施す方式ですね。
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