
TTC標準JJ-201.01とか通話網設計の問題
今日の問題は「通信網の設計」となっていますけど、内容的には通話品質についての問題です。
下に紹介している文章の中で【 】の部分が穴埋めになっていたわけですけど、冷静に読めばそれほど難しい問題ではないんじゃないでしょうかね?
さて
通話網における通話品質ってのは、ここ最近では網の伝送技術自体や機器の品質自体が高まってきているので、さほど話題になることも少なくなってきたんだけど、以前は音声伝送システムを構築すたびに揺らぎや遅延、また音質などに悩まされたものです。
今ではシステムを構築してからユーザへの引き渡しもスムーズなんだけど、昔は事細かに色々と測定・試験をしたものです・・・
まぁ、そんな昔話はさておき今日の問題を見ていきましょう。
今日の問題では主観評価方法としての「MOS値」、客観評価方法としての「PSQM」「PESQ」、それから音声品質の要因の評価値について記述されている文章の穴埋めです。
それではさっそく問題を見ていきましょう。
問題文章 |
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通話品質評価の方法としては、主観評価、客観評価などが挙げられる。
主観評価方法としては、MOS値がある。 さらに、近年普及して来たIP電話サービスにおいて、通話品質評価には、総合音声伝送品質が用いられ、この評価のための指標としてはR値がる。 R値=Ro-Is-Id-Ie、eff+A
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さて、いかがでしたでしょうか?
伝送路や通話品質に関する用語に詳しくなくても、なんとなくわかるような気がする問題でしたね。
問題文章の途中に「TTC標準JJ-201.01」というのが出てきましたけど、これは問題文章にも少し書いているけどIP電話の通話品質について評価するための値、つまりR値(雑音・音量・エコー・途切れ)や端末間での遅延、それから呼損率などによって評価するってな代物です。
ちなみに、その評価によってクラスA・クラスB・クラスCに評価を分類して、クラスAであれば「固定電話と同等」、クラスBであれば「携帯電話と同等」、クラスCであれば「それら以下」の音声品質だってランク分けされるんですよ。
今現在ではクラスB以下の品質(網やアプリとか)だと、結構使いにくい扱いをされますね。
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