
これでいいのか?「プロセッサ間通信」の問題
今日の問題は交換関連からの出題で、「プロセッサ間通信」についての問題です。
普段交換機に携わる業務に従事している人でも、このようなプロセッサ間通信ってあまり意識せずに操作・運用していることが多いので、結構難しいんじゃないかな?
私自身もあまりキチンと理解できていないので、あまり適切な解説はできないので申し訳ないのですが・・・
少なくとも問題文章記述の「誤り」「正しい」はお伝えできますので、なにとぞご容赦を!!
さて、それでは今日の問題を見てみましょう。
問題文章 | ワンポイント |
---|---|
汎用レジスタを介したプログラム間のインタフェース情報を引き継ぐ方式は、インタフェース情報が多い場合、トランザクションエリアに情報を設定する方式と比較して、授受可能な情報量は多い。 | この文章は誤りです。
※トランザクションエリアに情報を設定するほうが、情報量が多く取れるのか? |
プロセッサ間の通信制御にプロセッサ間通信制御装置を用いる方式は、直接各プロセッサが通信制御を行う方法と比較して、各プロセッサ処理能力を低下させずに、プロセッサ間の通信制御を実現することができる。 | この文章は正しいよ
※各プロセッサが直接独立でデータの引継ぎ等を行うと、待ち合わせなどが発生して処理能力が低下してしまうが、プロセッサ間通信制御装置を用いることにより、処理能力の低下を軽減することができる |
プロセッサ間通信における直接通信では、相手プロセッサの中央制御部のレジスタ内容などを直接変更する。 | この文章も正しいですね。
・間接通信…プロセッサ内のメモリ相互間のデータの転送を行う |
プロセッサ間通信における間接通信では、それぞれのプロセッサ内のメモリ相互間でのデータ転送を実行する。 | この文章は正しいです
・間接通信…プロセッサ内のメモリ相互間のデータの転送を行う |
さて、いかがでしたでしょうか?
今日の問題では1つ目の文章は誤りの記述で、2つ目3つ目4つ目の文章はそれぞれ正しいことが書いてあります。
2~3の文章に関しては過去にも類似した問題が出てくることがあったので、正しい記述であることは判断できたのですが、1つ目の文章がなぜ誤りなのかってのが難儀ですね。
いつの時期に出題された問題の文章だったのかは忘れましたけど、下のような記述があります
各プロセッサが直接独立でデータの引継ぎ等を行うと、待ち合わせなどが発生して処理能力が低下してしまうが、プロセッサ間通信制御装置を用いることにより、処理能力の低下を軽減することができる。
・・・と、いうことはこの方式の場合はインタフェース情報量が多い場合は処理能力が低下する恐れがあるということだから、授受可能な情報量は少なくなるんじゃないかな?
なんだか自信なくてゴメンナサイね。
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