
しっかりcheck it out!って感じのATMの穴埋め問題
今日の問題はATMについての穴埋め問題です。
ATMについての概要の問題ですので、電気通信主任技術者の専門的能力や伝送交換及び設備管理の科目などでATMの勉強をやっている人ならそれほど難しくない問題だと思います。
例によって下にご紹介する問題文章の【 】の部分が実際の出題では虫食いになっていた部分なワケですけど、チラッと見ていただければ解るように、本当にATM技術の重要ポイントだけに絞って出題されていますね。
意地悪なひっかけや、レアな単語などは出てきていませんので、素直な目線で今日の問題を見ていきましょう。
それでは早速今日の問題を見ていきますね。
問題文章 |
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ATMは、音声、データ、画像などの各種情報を、すべてセルといわれる【固定長】ブロックに区切って多重及び転送する技術である。 【固定長】のセル形式で送るため、扱いやすく、しかもセル内の【ヘッダ】部分から接続先が分かるので、ハードウェアで高速に接続、転送が可能である。 また、情報を送りたい時にだけ有効なセルを転送することにより、帯域の有効利用を実現できることもATMの大きな特徴の一つである。 ATMネットワークでは、セル内の【ヘッダ】情報に基づき、仮想チャネルを設定し、セルを転送するが、通信を行いたいときにだけ設定し、終了とともに解放される仮想チャネルは、【SVC】といわれる。 また、メディアに応じた多様な情報を、セルにマッピングし復元する方法は、【AAL】のプロトコルとして規定されている。 |
さて、いかがでしたでしょうか?
結構簡単だったんじゃないですかね。
冒頭でも少し書きましたけど、このATM関連の問題って専門的能力の科目だけじゃなくて伝送交換設備及び設備管理の科目でも出題されることの多い「必須分野」的な技術ですのでしっかりと勉強しておきたいところ。
今日の問題ではそのATMの概要のような感じでしたけど、とりあえず下記に今日のポイントを列挙しておきますので、復習しておいてくださいね。
- すべてセルといわれる固定長ブロックに区切って多重及び転送する
- 固定長のセル形式で送るため、扱いやすい
- セル内のヘッダ部分から接続先が分かるので、ハードウェアで高速に接続、転送が可能
- 情報を送りたい時にだけ有効なセルを転送することにより、帯域の有効利用を実現できる
- セル内のヘッダ情報に基づき、仮想チャネルを設定し、セルを転送する
- SVC=通信を行いたいときにだけ設定し、終了とともに解放される仮想チャネル
- AALのプロトコル=メディアに応じた多様な情報を、セルにマッピングし復元する方法
今日の問題で虫食いになっていた単語は【固定長】【ヘッダ】【SVC】【AAL】でしたけど、どれもATMについて勉強しておく上で重要なポイントになるものばかりですので、しっかりチェックしましょうね。
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