今日は広域EtherNet
さて、今日の話題は広域EtherNetです。
今やEthernetの知識なんて通信関連に従事している人間には半常識な部分ですが、こういった常識問題であるからこそ気を入れて確実な得点源にしましょうね。
それでは、今日のネタはコチラ↓
問題文章 | ワンポイント |
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IP-VPNでは、利用可能なプロトコルはIPのみに制限されるが、広域イーサネットでは、レイヤ3のプロトコルに利用制限はない。 | この文章は正しいね ※IP-VPNは名前の通りネットワーク層のプロトコルとしてIPを使っているから、IPXとかAppletalkとかはつかえない。 ※広域イーサネットは名前の通りデータリンク層のプロトコルに基づいて伝送しているから、ネットワーク層が何だろうとかまわないのです・・・ |
広域イーサネットは、レイヤ2の機能をデータ転送の仕組みとして使用するのに対し、IP-VPNは、レイヤ3の機能をデータ転送の仕組みとして使用する。 | この文章は正しいね ※上記の通りの話しですな。 ※広域イーサネットはレイヤ2、IP-VPNはレイヤ3の機能をデータ転送の仕組みとして使用している。 |
広域イーサネット上でVPNを実現するための主な技術には、VLANタギング技術とEthernet Over MPLS技術がある。 このうち、Ethernet Over MPLS技術は、MPLSネットワーク上でイーサネットフレームを転送する技術である。 |
この文章は正しいね ☆ MPLSで構築されているネットワーク上でEthernetパケットを送受信する技術。EthernetパケットにMPLSのラベルを付加してMPLSネットワークを通す仕組みになっている。 MPLSと同じく主にVPN構築用のプロトコルだが、EoMPLSを介したネットワーク間ではEthernetのパケットを直接送受信できるため、Ethernet上で使用されているあらゆるプロトコルを従来のLANと同じ感覚で利用できるというメリットがある。 また、TCP/IP用のMPLSネットワークをそのまま流用できるため、プロバイダ側の設備負担も比較的抑えられる。 ※まぁ、名前の通りかな。 |
いかがですかね?
広域って言っても考え方としては通常のEtherNetと考え方は同じです。
OSIの参照モデルを冷静に判断すれば多分間違えることは無い問題ですね。
ただ、試験本番になるとこういった得点源になる問題も冷静さを欠いて落としてしまう・・・なんてことにならないように、気をつけてくださいね。
それではもう一問↓
問題文章 | ワンポイント |
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アクセス制御方式であるCSMA/CD方式においては、一つのノードが故障しても、他のノード間通信に影響を与えない。 | この文章は正しいよ ※ま、スター型のトポロジになってるだろうから、一つノードが壊れてようが影響はないよね。 |
ブロードキャストパケットによって、ネットワーク上に無限ループが発生し、ユーザの通信が出来なくなることは、一般に、ブロードキャストストームといわれる。 | この文章は正しいよ ※ネットワーク上の無限ループ=ブロードキャストストームくらいに覚えておいてもいいです。 |
1000BASE-Xのオートネゴシエーション機能は、同じ方式間(SX同士、LX同士など)だけを対称としており、異なる方式間(SXとLXなど)ではオートネゴシエーション機能は動作しない。 | この文章は正しいよ ※1000BASE-Xのオートネゴシエーションは同じ方式でないとダメ。 |
トランスペアレントブリッジは、それぞれのセグメント間の中継処理を行うかどうかの判断を行っていないため、一つのセグメント内に閉じた通信についても中継処理をする。 | この文章は間違ってるよ ●一つのセグメント内に閉じた通信については、中継処理を行うことはできない。 ※トランスペアレントブリッジ=同じアクセス制御方式のセグメントを繋ぐ。例えば、イーサネットとイーサネット、FDDIとFDDIとかだね ※なんだかこの問題文章も解説も分かりづらいね・・・ |
どうも、妙な解説ですね。。。
正しい文章はともかく間違ってる文章についてトランスペアレントブリッジはあくまで「ブリッジ」です。
ブリッジの仕事は2つのセグメントをつなぐ事って事を忘れないでね。
それでは今日はこの辺で
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