電話用デジタル交換機における制御方式
今日の電気通信主任技術者のネタは「交換機」です。
伝送交換主任技術者は、「伝送交換」って付いてるくらいなんだからやはり【交換】の部分は重要なんじゃないかな?って思うわけですよ。
交換の問題の中で「制御方式」のカテゴリに当たる今日の問題ですが、交換機に携わってない人でも「そもそも交換機って何?」って人でも今日の問題とかなら、冷静に文章を読んだら大体わかるんじゃないですかね?
それでは一度見てみましょう
今日のネタはコチラ↓↓
問題文章 | ワンポイント |
---|---|
1台のプロセッサですべての交換処理を行う制御方式は、集中制御方式といわれ、機能別あるいは負荷別に複数のプロセッサで交換処理を行う制御方式は、分散制御方式といわれる。 | この文章は正しいよ
☆集中制御方式= 1台のプロセッサですべての交換処理を行う制御方式 |
集中制御方式では、システム処理能力はそのプロセッサの能力に依存する。 また、複数のプロセッサで、異なる機能別に処理を分散する方式よりも障害処理/再開処理が複雑になる。 |
この文章は間違ってるね
※確かに、集中制御方式では処理能力はプロセッサの能力に依存するだろうけど、障害処理/再開処理は単一のプロセッサだけをみたらいいんだから単純になるでしょう。 |
同一機能を複数のプロセッサで分担する機能分散制御方式は、比較的処理能力の小さいプロセッサを複数使って大規模な処理を行うことができる。 | この文章は間違ってるね
※「同一機能を複数のプロセッサで分担する」のは機能分散制御方式じゃなくて負荷分散制御方式でしょう。 |
どうでした?
なんとなく「その技術」を知らなくても日本語を冷静に読み解けば正解できるんじゃないですかね。
ただ、問題の言い回しが意地悪なのでよく問題を読んで、冷静に捉える必要がありますけどね。
それでは、今日はもうひとつスイッチ系の問題も見てみましょう。
今回のネタはコチラ↓↓
問題文章 | ワンポイント |
---|---|
時間スイッチは、入ハイウェイ、出ハイウェイの間に時分割ゲートを配列し、この時分割ゲートを高速で開閉することにより、多重化したまま、タイムスロット単位でハイウェイ間の交換接続を行うスイッチである。 | この文章は間違ってるよ
☆「高速で動作するゲート素子を用いて、ハイウエイ相互間で情報の入れ替えを行うスイッチであり、ハイウエイスイッチと呼ばれています。空間スイッチは、格子状のゲート回路とタイムスロットごとにゲートの開閉を制御する制御メモリで構成されています。」 |
時間スイッチは、出入りするハイウェイの多重度をnとすれば、内部ふくそうのない完全群の格子として機能し、n×nの空間分割型スイッチで表すことができる。 | この文章は正しいよ
※この文章は丸暗記しておこう・・・ |
空間スイッチは、入ハイウェイ上のタイムスロットを出ハイウェイ上の任意のタイムスロットに入れ替えるスイッチである。 | この文章は間違ってるね
※ちゃんと調べて無いけど、タイムスロットを入れ替えるのは「タイムスロット」なんだから時間スイッチ。 |
空間スイッチの制御メモリは、入ハイウェイごとに設けられている。 | この文章は間違ってるね
☆空間スイッチは、高速で動作するゲート素子を用いて、ハイウエイ相互間で情報の入れ替えを行うスイッチであり、ハイウエイスイッチと呼ばれています。空間スイッチは、格子状のゲート回路とタイムスロットごとにゲートの開閉を制御する制御メモリで構成されています。 |
はい。
それでは、今回の問題ですが「時間スイッチ」と「空間スイッチ」の問題でした。
私自身がこの「時間スイッチ」「空間スイッチ」の問題が結構苦手なので大きなことは言えませんが、このあたりの問題を詳しく勉強をしようと思ったら、多分電気通信主任技術者の参考書や問題集をアテにするより、古い工事担任者の参考書を見て勉強した方がいいと思いますよ。
何しろ工事担任者の参考書って結構親切ですしね・・・
(主任とは違ってね)
それでは、今日はこの辺で
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