問題はH.323なんだけど・・・
さて、今日の電気通信主任技術者のネタはH.323なんですけど、「H.323」っていうよりはTCP/IPの基礎って感じもします。
今回は音声符号化の問題でH.323に限らず音声通話のプロトコルで必須になる知識なのでこのあたりが苦手であれば、ちゃんと調べて身に付けてくださいね
それでは今日のネタはコチラ↓↓
問題文章 | ワンポイント |
---|---|
音声の符号化方式の一つに、ITU-T勧告G,711で規定される64Kbit/sの伝送速度を持つPCMによる符号化方式がある。 | この文章は正しいね ※G.711にはμ-LAWとかa-LAWとかがあって、どちらも8ビットで符号化されて伝送速度は64Kbit/s。 ☆μ-lawは A-law より低レベル信号における信号対歪み性能が高い ☆A-law はμ-lawよりダイナミック レンジが広い ☆国際接続では A-law を使用しなければならず、μから A への変換はμ-law採用諸国が行う事になってる |
IP電話の音声パケットは、リアルタイム性が要求されるため、トランスポート層のプロトコルとして、TCPではなくUDPを使用し、トランスポート層の上位プロトコルとして、RTPを使用して送信される。 | この文章は正しいね ※リアルタイムっていわれたら、UDP+RTP!! |
TCPでは、IPパケットの送達確認は行わないが、UDPでは、IPパケットの送達確認を行い、送信できなかった場合には、再送する。 | この文章は間違ってるよ ・・・TCPは送達確認するよ♪スリーウェイハンドシェイクって奴だな。 |
RTPは、音声や動画などのリアルタイムデータを送るためのプロトコルで、遅延の大きいパケットを破棄するなどの機能を有する。 | この文章は正しいね ※RTPは遅延の大きいパケットを破棄するです。 |
さて、いかがですか?
後半の3つの文章はともかく最初のG.711とかは、結構覚えにくくて苦戦するんじゃないでしょうか?
さらっと紹介すると
- G.711(PCM)・・・主に電話網、企業内IP網など
- G.726(ADPCM)・・・主ににPHSなど
- G.723.1(ACELP)・・・主にインターネット電話/企業内IP網
- G.729(CS-ACELP)・・・主に携帯電話、企業内IP網
- G.722(SB-ADPCM) ・・・主に企業内IP網
(日経IT-Proから引用しました)
主要なところではこんな感じですかね?
ググって見ると簡単にこのあたりの情報はいっぱい手に入ると思うので一度調べてみてください
それでは今日はこの辺で
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