MACとかLLCとか副層の話題
ども、
今日の電気通信主任技術者の問題はデータリンク層の問題ですね。
OSI参照モデルで物理層とネットワーク層の間に位置する隣接ノード間での通信プロトコルを規定している層ですよ
何事においても言えることなんですけど、物理層やデータリンク層のような、いわゆる「下層」にあたる部分のプロトコルや挙動をちゃんと理解しておかないと次に位置するネットワーク層やトランスポート層の話題も理解できなくなってしまうし、なんと言っても通信屋さん(特に交換機屋さん)においてはデータリンク層の知識がしっかりしていないと装置間の通信の流れが理解できなくなってしまうので、ちゃんと勉強しておきましょう!!
それでは、今日のネタはコチラ↓↓
問題文章 | ワンポイント |
---|---|
データリンク層は、物理層が提供するビット転送機能を用いて、ユーザ端末相互間などのエンド・ツーエンド間で、データ紛失や順序エラーなどを防止するためのプロトコルを規定している。 |
この文章は間違ってるよ 「物理層が提供するビット転送機能を用いて」ってのがちょっと意味わかんない。 |
データリンク層のLLC副層は、発信元アドレスと宛先アドレスの生成、リンクを通した情報の確実な伝送、データ伝送の誤り制御などを規定している。 イーサネットでは、スイッチングハブが該当する。 |
この文章は間違ってるよ ☆“MAC副層”とは、イーサネットやFDDIなどのいわゆるデータリンクのことで、物理的な線を使用してフレームがどのように転送されるかを定義しています。 ※LLCは誤り制御とかをしてるけど、アドレスの生成はMACの仕事だ。 |
データリンク層のLLC副層は、MAC副層に依存しており、LANのMAC副層に接続されている端末間のデータ転送方法について規定している。 |
この文章は間違ってるよ LLC副層=データリンク層の二つの副層のうち上位に位置するものを論理リンク制御副層(Logical Lind Control)という。 MAC副層=データリンク層の二つつの副層のうち下位に位置するものを 媒体アクセス制御副層(Media Access Control)という。 MAC層では以下のような処理が行われる。 受信側・・・物理層から複合化されたbit列を受け取り、フレームを分解して制御情報を削除し、情報のみをLLC層に引き渡す。 ※・・・というわけで、データ転送について規定してるのはLLCじゃなくて、MACだ |
データリンク層のプロトコルには、PPP、LAPB/LAPDなどがある。 このうち、PPPの主な機能として、データリンクの接続、ユーザ端末の認証、ユーザ端末へのIPアドレスの割り当てなどがある。 |
この文章は正しいね ☆PPPの主な機能=データリンクの接続、ユーザ端末の認証、ユーザ端末へのIPアドレスの割り当てなどがある ※ま、そうかな。。。 |
ところで、この記事の冒頭ではサラッとOSI参照モデルのデータリンク層の問題です・・・なんて簡単に問題へ移ってしまいましたけど皆さん大丈夫ですよね?
OSI参照モデルの順番とかって覚えてますよね?
下層から順番に列挙すると
- 物理層
- データリンク層
- ネットワーク層
- トランスポート層
- セッション層(セション層)
- プレゼンテーション層
- アプリケーション層
の7つですよ!!
それぞれのそうの役割もちゃんと覚えてもらわないといけないけど、とりあえずは上記のOSI参照モデルの各層の名称だけでも覚えておいてくださいね。(順番も!!)
・・・そういえば、私もこのOSI参照モデルの各層を覚えるのに、それぞれの頭文字をとって
- 「ぶ」物理層
- 「で」データリンク層
- 「ね」ネットワーク層
- 「と」トランスポート層
- 「せ」セッション層(セション層)
- 「ぷ」プレゼンテーション層
- 「あ」アプリケーション層
って感じで「ぶでねとせぷあ、ぶでねとせぷあ・・・・」って呪文のように繰り返して覚えたような気がするなぁ
まぁ、それはともかく本当にこのOSI参照モデル等の知識ってほぼ常識問題ですから、苦手なって言わずちゃんと覚えてくださいね!
それでは、今日はこの辺で
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