ISDNは決して廃れてないぞ!!

ども~♪
今日の電気通信主任技術者のお勉強のネタはISDNでいこうと思います。

ISDNというと、ネットワーク技術者さんたちやCCNA/CCNPにチャレンジしたことがある人や、テクニカルエンジニアにチャレンジしたことのある人なら「ISDNは過去の技術だから・・・」と思ってしまいがちですが正直「交換」の世界ではISDNの技術は現役です!!

CCNA/CCNP系やテクニカルエンジニア系のブログを散歩して回ると、ISDNなんて技術は出題されないし、そんな技術はもう廃れてるよ・・・なんて書かれていることをよく目にします

住む世界が違うとこんなにも感覚が違うものなんですね・・・

さて、というわけで今日はISDNの問題をご紹介します。

ISDNのレイヤ3の問題ですね

それでは、今日のねたはコチラ↓↓

ISDNユーザ・網インタフェースのレイヤ3の概要
問題文章 ワンポイント
ISDNユーザ・網インタフェースのレイヤ3プロトコルは、ITU-T勧告I,430で規定されている。

この文章は間違ってるよ
☆ISDNユーザ・網インタフェースのレイヤ3プロトコルは、ITU-T勧告【Q.931】で規定されており、呼の設定、【維持】、切断復旧などを行う【呼制御】信号やパケット情報をメッセージとして端末と網間でやり取りする手順を定めているBy平成15年第1回交換

※ITU-T勧告I.430じゃなくてQ.931が正解でしょう。

レイヤ3プロトコルは、呼の設定、維持、切断復旧などを行う監視信号やパケット情報をメッセージとして、端末と網間でやり取りする手順などを規定している。

この文章は間違ってるよ
※コレも↑の記述から。。。

呼の設定、【維持】、切断復旧などを行う【呼制御】信号やパケット情報をメッセージとして端末と網間でやり取りする手順を定めている

※・・・だから、「監視信号やパケット信号」じゃなくて「呼制御信号やパケット信号」が正解。

※だいたい「監視信号」はレイヤ2じゃなかろうか?

レイヤ3のメッセージは、すべての呼制御メッセージに備えていなければならない共通部と、個々のメッセージに特有な個別部で構成されており、共通部では、プロトコル識別子、呼番号値、メッセージ種別などのフィールドを規定している。

この文章は正しいよ
☆レイヤ3のメッセージは、すべての呼制御メッセージに備えていなければならない共通部と、個々のメッセージに特有な個別部で構成されている

☆共通部では、プロトコル識別子、呼番号値、メッセージ種別などのフィールドを規定している

※個別部は使用するチャネルの番号や相手先の電話番号など、具体的な「情報要素」を1つ1つ並べたものです

レイヤ3の呼の設定では、回線交換やパケット交換などの各種サービスに対応できるよう、ユーザが発呼時にアドレス情報を指定できる呼ごとのサービス機能選択がある。

この文章は間違ってるね
☆ レイヤ3のサービスは、電話系、非電話系などの通信サービスの違いによらず、一つの汎用インタフェースであらゆるサービスが実現できるよう幾つかの特徴を有しており、例えば、呼の設定では、回線交換やパケット交換等の各種サービスに対応できるよう、ユーザが発呼時に【伝達属性】(回線交換か、パケット交換か、デジタル情報か音声情報か等)を指定できる呼ごとのサービス機能選択がある。By平成15年第1回交換

※なんだか「間違い探しゲーム」って感じ。。。
ユーザが発呼時に指定するのはアドレス情報じゃなくて、伝達属性が正解。

さて、いかがですか?

ちょっと難易度の高い問題だったような気がします。

交換の世界にいる人間でもISDNのレイヤ3なんてあんまり意識して仕事をすることが無いのでなじみが薄いんじゃないですかね?

これからなるべくISDN関連の問題も取り扱うようにしますので、またご覧くださいね。

それでは、今日はこの辺で



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