リンクステートとかトポロジーとかメトリックとかのOSPF
さて、電気通信主任技術者の合格率って一体どのくらい?って気にされる方が多いようですね。
ココ近年の電気通信国家試験センターさんの方では平均20%の合格率を発表されていますけど、どうでしょうね?
まぁ、確かに単純な合格率で話をすると20%前後の合格率なんでしょうけど実際この電気通信主任技術者試験をこの合格率では判断できないですよねだって、1回の受験で4科目とも合格した人や学歴・職歴・他の資格で科目を免除してもらって受験した人も、科目合格の有効期限ギリギリまで使って滑り込み合格した人も、全てこの20%に含まれているんですよね・・・
ですから、この電気通信主任技術者試験を一言で難易度を表すことはできないと思いますが、もしあなたが今から受験で4科目とも1回で合格しようというなら、相当の覚悟が必要であることを知って置いてくださいね。
それでは、前置きは置いておきまして今日の問題ですがOSPFですね。
OSPFはリンクステート型のアルゴリズムを利用したルーティングプロトコルの代表格ですが、「リンクステート型」自体がディスタンスベクタ型などと比較するとちょっと挙動が複雑なので、なかなか馴染めないものですな・・・
それでは、今日のネタはコチラ↓↓
問題文章 | ワンポイント |
---|---|
OSPFではルータ間でネットワークの経路情報を交換し、ネットワークのトポロジー情報としてリンク状態データベースを作成し、このデータベースを基にして経路制御表を作成する。 | この文章は正しいよ
※OSPFはリンクステートアルゴリズム(リンク状態アルゴリズム) |
OSPFは、基本的にトポロジーの変更がない限りルータ間で経路情報のやり取りを行わないことから、RIPと比較してネットワークへの負荷が小さい。 | この文章は正しいよ
※リンクステートのOSPFは、ディスタンスベクタのRIPと比べると経路情報の変化がないとアナウンスしないので、確かに負荷は小さい。 ☆LSA=そのルータに接続されたネットワークの情報やインターフェイスのコストなどの情報が含まれており、各ルータはこのLSAをアナウンス/収集し、そこから各自がリンクステート・データベース(LSDB)を作成します |
OSPFでは、各リンクにメとリックといわれる重み付けをすることができ、もっともメトリックが大きくなるようにルートが選択される。 | この文章は間違ってるね
●最もメトリック(ホップ)が小さくなるようにルートが選択される。 ※当然か。。。。 |
さて、いかがでしたか?
前述した通りリンクステート型のプロトコルは設定や挙動が複雑であることは間違いないんだけど、RIPとかのディスタンスベクタ型などと比較するとコンバージェンスが早いので、大規模なネットワークにも適用しやすい特徴があるんですよね。
・・・っていうより、それなりの規模を持った企業さんとかで社内ネットワークとして、RIPを使ってるところなんてあんまりないような気もします。
電気通信主任技術者の業務として大規模ネットワークにかかわることも多いでしょうからせめてこのあたりのルーティングプロトコルなどはしっかり把握しておきたいものですね。
それでは、今日はこの辺で
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