SDMとかTCMとかWDMとか光アクセスの問題

ども~♪

今日の電気通信主任技術者のネタは光アクセス技術の問題の中から「双方向通信」関連の問題ですね。

今回のポイントは双方向通信の中でSDM方式とTCM方式、それからWDMについての文章の正誤を判断する問題になっています。

光アクセス関連の問題は難易度の高い技術の問題が出題されることが多いですが、今回の
問題はSDMやTCMなどの言葉の意味と言いますか「SDMって何の略?」とか「TCMって何の略?」なんてことが覚えられていれば得点できる問題ではないでしょうか?

さて、それでは今日のネタはコチラ↓↓

光ファイバケーブルで双方向通信を実現する方式
問題文章 ワンポイント
SDM方式は、上り信号と下り信号其々に光ファイバケーブルの1心を割り当てることにより双方向通信を実現する方式であり、双方向の波長を同一とすることができる。 この文章は正しいよ

SDM方式=上り信号と下り信号それぞれに光ファイバケーブルの1芯を割り当てる

※SDMは上りと下りで2心が必要

※SDM=空間多重( SDM:Space Division Multiplexing)光ケーブルの芯数を増やすことによる多重化技術

光ファイバケーブル1心に同一波長を用いて上り信号と下り信号を交互に伝送することが可能な方式には、TCM方式がありピンポン伝送方式とも言われる。 この文章は正しいよ

TCM方式=1心に同一波長を用いて上り信号と下り信号を交互に伝送する(ピンポン伝送)

※TCM=時間多重(Time Compression Multiplexing)WDMの各波長に対して、時間分割したタイムスロットを用意し、多チャンネル化する技術

光ファイバケーブル1心に上り信号と下り信号それぞれに異なる波長を用いて双方向通信を実現する方式は、SCM方式といわれる。 この文章は間違ってるね

●双方向通信を実現する方式は、WDM方式といわれる。

※↑なんかいい加減な解説だな。。。
異なる波長を用いて双方向通信するのはWDM(波長だから「W」!!)

※WDM=波長多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)複数の波長にそれぞれの信号を重畳し、光信号を伝搬する技術。

さて、いかがでしたか?

この記事の冒頭でも書きましたけどそれぞれの通信方式が「何の略?」って言うのが覚えられていれば得点できそうな問題でしたが、ちなみに今回出題分を再掲載しますと・・・↓

・SDM=Space Division Multiplexing(空間多重ってことで、上り下りをそれぞれ1芯割り当てる)
・TCM=Time Compression Multiplexing(時間多重ってことで、上り下りを交互に伝送・ピンポン伝送)
・WDM=Wavelength Division Multiplexing(波長多重ってことで、複数波長を重畳して伝送)
・SCM=Sub Carrier Multiplexing(副搬送波多重で、地デジテレビなどに使われる技術ですね)

ね?

以前にも少し触れましたが、こういった技術って3文字や、4文字の略語が本当に多くて混同してしまいそうになりますけど、何が何の略なのかをある程度覚えておいたらそれぞれの技術の把握に一役買うと思いますよ。

まぁ、多少の英語力が必要になるかもしれませんけどね・・・

それでは、今日はこの辺で



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  1. きまぐれ

    TCM: Time Compression Multiplexing
    WDM: Wavelength Division Multiplexing

    英単語が増えてちょっと難しくなりますが、略語から機能を覚えるにあたっては頭文字通りの正規表記のほうが納得され易いかと思います~

    • まったり

      きまぐれさん、コメントありがとうございます!

      あ!!
      本当だ!!
      間違ってました・・・
      スイマセン、慌てて修正いたします

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