PDSとかADSとかFTTHの問題
ども~♪
今日の電気通信主任技術者の問題はFTTHですね。
FTTHとはFiber To The Homeの略で光ファイバを使った主に家庭向けの通信サービスですね。
名前の通り「家の中まで引き込む」からFTTHと呼ばれていて、似たような用語にFTTCというのがあって、こちらはFiber To The Curbですので、Curb=道路脇の縁石ですからつまり、家の近くまで敷設する方式です。
コチラもあわせて覚えておいてくださいね。
さて、今日のネタはコチラ↓↓
問題文章 | ワンポイント |
---|---|
PDS方式の時分割多重アクセス技術は、ユーザ側に設置するONUから送信される情報が、光スプリッタで他の情報と衝突しないよう、あらかじめOSUは光スプリッタとONUとの距離を測定し、各ONUの送出タイミングを制御している。 | この文章は正しいよ
☆PDSの時分割多重アクセスでは、光スプリッタで他の情報と衝突しないよう、あらかじめOSUは光スプリッタとONUとの距離を測定し、各ONUの送出タイミングを制御する。 |
PDS方式を使って分岐する数を増やすと、ユーザ一人当たりの設備コストは削減できるが、多重の度合いによりユーザ一人当たりの利用可能な伝送帯域が制限されるため、一般的には、16又は32分岐でシステムを構成している。 | この文章は正しいよ
※まぁ、当たり前のことが書いてあるけど、 |
PDS方式では、下り方向の情報は放送形式で各は以下のONUに伝送することから、セキュリティの確保のため同期技術が必要となる。 また、OLTと各ONU間で光ファイバケーブルの距離が異なるので、信号の衝突が発生することを防ぐため信号のスクランブル技術が必要となる。 |
この文章は間違ってるね
●PDS方式は、各配下のONUとの通信経路を確立するための分岐アクセス機能として同期技術が必要となる。 コレはまた。。。 で、衝突を防ぐのに「スクランブル技術」って部分が間違いで、衝突を防ぐ為に時分割多重アクセス技術が必要になるです。 どうしてもこの文章の流れに「スクランブル技術」を盛り込みたかったら、「セキュリティ確保のためにスクランブル技術が必要となる」ってな感じでしょうか? |
PDS方式では、ユーザ側の伝送媒体は光ファイバケーブルであるが、ADS方式では、ユーザ側の伝送媒体はメタリックケーブル又は同軸ケーブルが用いられる。 | この文章は正しいね
※PDSはユーザ宅まで光のまま伝送だけど、ADSはRTなんかで分岐されてユーザ宅へはメタルケーブルでの伝送になるです。 |
さて、いかがでしたか?
今回のポイントは以下の通りですね
・PDSの時分割多重アクセスでは、光スプリッタで他の情報と衝突しないよう、あらかじめOSUは光スプリッタとONUとの距離を測定し、各ONUの送出タイミングを制御する
・PDS方式の最大分岐数は一般的に16分岐若しくは32分岐
・PDS方式は、各配下のONUとの通信経路を確立するための分岐アクセス機能として同期技術が必要となる。
・PDS方式では他の信号と衝突しないように、それぞれの信号送出時間を制御して送信する時分割多重アクセス(TDMA)技術が必要となる。
・ADS方式ではRTなどで分岐されてユーザ宅へはメタルケーブルでの伝送される。
・・・といったところでしょうか?
ところで、3つ目の文章についてですがこの文章のどこが間違っているのか少しわかりにくいと思いますけど、要はこの文章の流れで「スクランブル技術」って単語が出てくる時点ですでにおかしいですし、そもそも衝突を回避するためにスクランブル技術っておかしいですよね?
衝突を回避するためには時分割多重アクセス技術が必要になりますし、スクランブル技術は主にセキュリティの確保のために必要になる技術です。
落ち着いて文章を読めば大丈夫だとは思いますけどこういった意地悪な文章に惑わされないように気をつけてくださいね。
それでは、今日はこの辺で
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