ONUとかDBAとかLLIDとかGE-PONの問題
ども、
今日の電気通信主任技術者のネタはGE-PONです
以前にもPONはPassive Optical Networkの略でGEはGigabitEthernetのことですね。
単純にギガビットイーサの技術を適用したPONってことになります。
それでは今日のネタはコチラ↓↓
問題文章 | ワンポイント |
---|---|
設備センタからユーザ宅に向かう下り信号は、放送型でまったく同一のものがすべてのONUに到達するため、各ONUは受信したフレームが自分宛であることを判断するために、IPアドレスを使用する。 | この文章は間違ってる・・・らしい
※この文章の間違ってる部分ってドコが間違ってるのかあんまり分からないけど、GE-PONはギガビットイーサなんだから、「IPアドレス」じゃなくて「フレーム」を使ってるはず!! |
設備センタからユーザ宅に向かう下り信号で、ブロードキャストフレームを送信する場合は、ブロードキャストLLID(Logical Link ID)を使用することにより、送信対象となる全ONU分のフレームを作成することなく、同報通信が可能である。 | この文章は正しいよ
☆下り信号で、ブロードキャストフレームを送信する場合は、ブロードキャストLLID(Logical Link ID)を使用する ☆LLID=送信対象となる全ONU分のフレームを作成することなく、同報通信が可能 ※ま、LLIDは各ONUを識別するものなんでしょうな |
DBA(Dynamic Bandwidth Allocation)機能は、上り帯域のトラヒックに対し、各ONUに固定的に帯域を割り当てる機能であり、GE-PONでは具体的なアルゴリズムが標準化されている。 | この文章は間違ってるね
※コレもあんまり聞き覚えの無い問題だけど、DBAは「ダイナミック・バンドワイズ・アロケーション」ってなってるから、各ONUに固定的に帯域を割り当てるんじゃなくて、動的に割り当てるんでしょ(・・・調べて無いけど。。。) |
ONUがデータフレームを送信する場合、あらかじめ、送信スタート時刻や送信時間などの情報が含まれる「ゲート」という制御フレームをOLTに送信する。 「ゲート」を受信したOLTは、送信を許可する「レポート」という制御フレームをONUに送信する。 |
この文章は間違ってるね
☆上り送信許可/送信要求により上り信号制御を行なうゲート/リポート機能などがある ※だから、「ゲートを受信したOLTは、送信を許可するレポートという制御フレームをONUに送信」って文章だと、ゲート=送信要求でリポート=送信許可って感じになってるけど、コレは逆でゲート=送信許可で、リポート=送信要求が正解。 ツマリはゲートとリポートが逆になってんのね。 |
さていかがですかね?
余計な補足かもしれませんがONUはOptical Network Unitの略で。ユーザ側で光回線を終端するための装置です。
OLTの方はOptical Line Terminalの略でして、通信事業者側で光回線を終端するための装置ですね。
ちょっと似てますけど混同しないように注意してくださいね。
(たまに引っ掛け問題とかに出るので・・・)
それでは、今日はこの辺で
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