電話交換機(PBX)について
当ブログは電気通信主任技術者試験の中でも特に専門科目「交換」にターゲットを絞っているブログですので、ココで一度おさらいとして、簡単に電話交換機そのものについて纏めるカテゴリを作ろうと思います。
電話交換機とは
電話交換機とは電話回線を相互に接続して「電話網」を構築するための装置です。
イメージとしては会社やビルなど、人のたくさんいる場所(電話機がたくさん必要な場所)で、お互いの電話同士(内線同士)の接続や公衆回線効率よく接続を行うために設置されるのが主な用途ですね。
電話交換機はPBX(Private Branch eXchange)とも呼ばれます。
電話交換機の主な機能
もちろん電話交換機は様々な機能を備えさらにはメーカーごと、機種ごとにも大きく違いがありますが、エンドユーザ目線での電話交換機の機能として下記のような機能があります。
(代表的な機能を数点)
- 自動着信呼分配
- コールピックアップ
- コールパーク
- 保留
- 転送
- ページング
- 3者通話・8者通話
- 割り込み
- 会議
- 待ち合わせ
- 接続規制
- 短縮ダイヤル
- コールバック
…などなど
電話交換機の主なメーカー
- NEC
- 岩崎通信機
- 沖電気工業
- 日立
- 富士通
- ナカヨ通信機
- パナソニック
電話交換機の接続される主な端末
- アナログ電話機(一般電話機)
- デジタル電話機(多機能電話機)
- FAX
- コンピュータ(CTIなど)
- トーキ装置
- IVR装置
- 構内PHS
電気通信主任技術者にとっての電話交換機
電気通信事業法の中に下記のような記述があります
電気通信回線設備を設置する電気通信事業者は、その電気通信事業の用に供する電気通信設備を総務省令で定める技術基準に適合するように維持しなければならない。
ココで言う「電気通信事業の用に供する電気通信設備」を維持していく上で、電話交換機の知識は案外重要ですよ・・・
今現在「電話交換機」自体の需要は減ってきていますが技術やプロトコルが新しくなってきても「電話交換機」で培ったノウハウが生かされている部分が非常に多くあります。
(SIPやH.323もそうでしょ?)
ですから「未だに電話交換機?」なんていわずに交換機の勉強もしていきましょうね
このブログでは電話交換機について用語集や技術について少しずつコンテンツを増やしていこうと思っておりますので、電気通信主任技術者の勉強をする上で知識の片隅にでも置いてくださいませ。
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