懐かしいBORSCHTだ!加入者回路の機能の問題だね

さて、今日の電気通信主任技術者のネタはBORSCHTですね、交換です。

毎回BORSCHTの問題が出るたびに言ってますけど

BORSCHTって、要はアナログ電話機を収容するためにディジタル交換機が持つ7つの機能で、電話交換機に携わる業務をする人若しくは関わる人なら当然理解しておいて欲しいところですね。

・・・が

ウチの会社って電話交換機に携わることが非常に多い会社なんですけど、最近の若い人たちってIP電話の世代なので結構このあたりの技術が不得手なんですよね

確かに電話交換機の役割ってSIPなどに代表されるIP電話に取って代わられつつありますけど、SIPだってH.323だって基本的な要素は電話交換機の技術を踏襲しているわけでやはり「レガシーの技術」も学んでおいて欲しいものです・・・

さて

愚痴はさて置き、今日のネタはコチラ↓↓

加入者回路の機能
問題文章 ワンポイント
デジタル通話路は呼出信号を通すことができないため、加入者回路には、電話機に着信を知らせるための呼出信号送出機能が設けられている。 この文章は正しいね

※「呼出信号」も電流でできてるから、デジタル通話路を通過できないってこと?

加入者回路には、加入者ケーブルの心線などを伝搬して侵入する異常電圧から、交換機を保護するための過電圧保護機能を有する。 この文章は正しいね

※BORSCHTのOのはなし。
☆Oは過電圧保護(雷とかから交換機を守ってる)
☆加入者個々に設けられている。←当然だろ・・・

デジタル通話路は、加入者線試験に必要な電力信号や電流をそのまま通すことができないため、加入者回路に割り込み用回路を設けて加入者線を捕捉し、加入者試験を行う。 この文章は正しいね

※BORSCHTのTのはなし。
☆【T】は「デジタル通話路を通過できない」

CODECは、電話機からの上りアナログ信号をPCM信号に変換する復号器を、下りのPCM信号をアナログに変換する符号器より構成される。 ●音声や動画などのデータをデジタル信号に変換する際の変換処理と、それを再生する際の復元処理の総称である。

※↑コレって、解説になってないよな。。。
で、この文章って単純に符号と復号が反対なだけでしょう。。。

さて、いかがでしたか?

今日の問題はBORSCHTについてある程度勉強した人ならそれほど苦労しない問題だったと思います。

こういった「レガシー技術」の問題って、あまり複雑な問題は出題されずに上の文章のように「何々と何々が入れ替わっているだけ」などの単純な引っ掛け問題が多いように思います。

問題になれてくると得点源になるので、しっかり覚えて確実に得点にしましょうね。

それでは、今日はこの辺で



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  1. SK

    還暦近くの交換技術者OBです。
    いつも感心して拝見しております。これからもがんばってください。

    • まったり

      SKさん、コメントありがとうございます!!

      なんとも「まったり」なブログ運営で恐縮ですが
      これからも継続していきます!!

      また遊びに来てくださいね♪

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