なぜ電気通信主任技術者では輻輳を「ふくそう」と?
以前から気になっていたんですけど、電気通信主任技術者の試験問題の中で【輻輳】という単語が出ると、平仮名で【ふくそう】って表記するんでしょうね?
確かに電気通信事業法などの法令でも平仮名で「ふくそう」としてますけど、実際電気通信主任技術者の試験を受験するような方であれば別に平仮名でなくても・・・と思うんですけどね?
何か別の事情があるのでしょうか?
さて、今日はその「ふくそう」がメインです。
「固定電話網におけるトラヒックのふくそう」と題されていますけどなんだか専門科目交換の問題にしては少し珍しいタイプの文面ですね。
それでは、今日のネタはコチラ↓↓
問題文章 | ワンポイント |
---|---|
地震、台風などにより、被災地からの発信が集中するためにネットワーク全体に影響を及ぼすトラヒックのふくそうは、一般に災害型ふくそうといわれる。 | この文章は間違ってるね
●被災地からの発信でなく、被災地への着信が集中するために、発生するふくそうは、災害型ふくそうといわれる。 ※「被災地から」じゃなくて「被災地へ」ってこと |
各種イベントやチケット販売の予約などにより、特定のユーザにトラヒックが集中するために起るトラヒックのふくそうは、一般に企画型ふくそうといわれる。 | この文章は正しいよ
※一見「そうなの?」って感じだけど、「企画型」で正解。 ※有名アーティストのライブチケットの発売日なんかに、「チケットぴあ」に電話が殺到するのは「企画型ふくそう」 |
呼の集中によりトラヒックのふくそうが発生すると、網全体としての接続品質には影響ないが、通話品質が低下する。 | この文章は間違ってるね
●網全体として接続品質は低下し、通話品質も低下する。 ※そりゃそうだ。。。当然接続品質は下がるでしょ |
さて、いかがでしたか?
なんだか掴み所の無い問題ですね。
私はこの問題を「トラヒック」にカテゴライズしましたけど交換の問題のようにも感じるし・・・
まぁ、この手の問題の文献としてはWikiや東西のNTTサイトから入手できるので一度目を通してみても良いかもしれませんね。
「企画型輻輳」などのキーワードで検索してみるとイロイロ出てきますよ。
それでは、今日はこの辺で
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