CBDとかTFPとかTFAとかTFCとかNo.7信号方式の信号網管理の問題

さて、今日の電気通信主任技術者のネタはNo.7信号方式の問題ですね。

以前にも書いたかもしれないですけど、No.7信号方式はいわゆる「共通線信号方式」の一種なんですけど、その共通線信号方式の中でデジタルネットワークに対応させるべくITU-Tが検討と勧告をした方式ですね。

電話交換機の業務に従事されている方であれば少しはなじみがあるんじゃないですかね?
メーカーによって交換期間通信(データ)などで利用されていることもありますし・・・

それでは、今日のネタはコチラ↓↓

No.7信号方式の信号網管理
問題文章 ワンポイント
二つの信号中継局間にある複数の信号リンクのうち、一つが故障になった場合は、故障を検出した信号中継局が故障リンクとは、別の信号リンクを用いて切替信号を送出し、故障が復旧した際には、故障を検出した信号中継局から切り戻し信号が送出される。 この文章は正しいよ 

☆切戻し信号=信号リンクの故障が回復し所定の信号リンクに切り戻すことを示す信号 CBD 

☆故障になったときは信号リンクが使用できないため信号リンクを代替リンクに切り替えることを示す信号CCOを送出!! 

信号ルート故障の通知は、ルート故障を検出した信号局から、転送禁止信号を周辺の信号局に送出し、故障の回復時に転送許可信号を送出する。 この文章は正しいよ 

☆転送禁止信号TFP=自局で信号を受信しても転送できないことを示す信号
☆転送許可信号TFA=転送禁止信号を送出した局で信号を疎通できるようになったことを示す信号  

ふくそう検出時、検出した局は、ふくそうの通知を関連局に送出する。
ふくそうが回復した場合は、ふくそう回復の通知を行う。
この文章は間違ってるね 

●信号ルートのふくそう時、ふくそうを検出した信号中継局は、周辺の信号局に転送統制信号を送出し、輻輳の通知を行う。
※「関連局」じゃなくて、「周辺の信号局」だからこの文章は間違いなのか?
☆転送統制信号TFC=信号ルートの輻輳状態を発信号局に通知する信号
☆信号ルートセット試験信号RST=信号ルートの故障回復を確認するための送出される試験信号 

さて、いかがでしたでしょうか?

冒頭でね「電話交換機の業務に・・・」なんて書きましたが実は私は現役の電話交換機系の技術者なんですけど、本当にこのNo.7信号方式って苦手なんですよね・・・・

こうね、使用する用途によってユーザ部が変わるだとか信号の種類もとても多かったりで、覚えるのが大変なんですよね
(しかも略語も多い・・)

まぁ、最近は電気通信主任技術者の問題の出題傾向として専門科目(交換)で出題されることも少なくなってますし、伝送交換及び設備管理でも殆ど出題されることってないですよね?
(まぁ油断は出来ませんが・・・)

とはいえ、まぁ過去問で数多く出題されている以上無視も出来ないのである程度の勉強は必要でしょうけどね♪
 

あ!

そういえば、以前作った「交換クイズ」でもNo.7信号方式のコーナーを作ってあるので良かったらチャレンジしてみてくださいね

●交換クイズ

あまり勉強になるクイズではないかもしれませんが「あぁ、昔こんな問題が出題されてたんだな・・・」と傾向を見るのに役に立つと思いますよ。
(文章の正誤を判断するクイズです)

それでは、今日はこの辺で



あなたにオススメのコンテンツ!

FaceBookでチェック!

「電気通信主任技術者のススメ」は少しでも学習のお役に立ちましたか?
もしよろしければ、ぜひ「いいね!」していってください。
また何か新しい発見をお届けできるかもしれません。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。

*