最繁時集中とか率総合呼損率とか完全線群の問題
電気通信主任技術者の受験をするに当たって専門科目に【交換】を選択された方にとって重要になってくるカテゴリは、やはり【トラヒック】ですね
トラヒックのカテゴリは大きく「文章問題」と「計算問題」に分かれますが、文章問題の方はかなり意地悪な問題が多いので苦戦しますよね・・・
トラヒック理論は大昔から似たような問題が繰り返し出題されており、この分野において新しい技術や理論は殆ど確立されないので今後も繰り返し似たような問題が出題されていくと思います。
・・・が
工事担任者でのトラヒックの問題と電気通信主任技術者のトラヒックの問題では「意地悪度」が全然違います!
工事担任者ではある程度「過去問の暗記」で合格点に到達できますが、電気通信主任技術者のトラヒックの問題では過去に出題された問題と同じような文章の正誤判断をする問題が出題されるんですけど、「語尾が少し違う」とか「単語が少し違う」とか、まるで精細な間違い探しのようです。
まぁ、つまりは丸暗記で対応できるんですけど「きっちり」暗記していないと、意地悪な問題に引っかかってしまうんですよね・・・
さて、それでは今日のネタこちら↓↓
問題文章 | ワンポイント |
---|---|
一日のうち、トラヒックが最大となる連続1時間は、最繁時といわれ、1日中トラヒックに対する最繁時トラヒックの比率は、最繁時集中率といわれる。 | この文章は正しいね
いずれの入線からもすべての出線に対して経路が設けられており、すべての出線が使用中でない限り接続不能とならない交換線群は、完全線群といわれる。 |
呼損率がそれぞれB1、B2、B3の三つの交換機を多段接続した場合の総合呼損率は、それぞれの呼損率が十分小さい時は、各呼損率の積で近似できる。 | この文章は間違ってるよ
※一つの呼の接続が完了するためには、幾つもの交換機で出線選択を繰り返す場合が多い。生起呼がどこかの交換機で出線全話中に遭遇する確率、すなわち、総合呼損率は、各交換機の出線選択時の呼損率が十分小さければ、ほぼ各交換機の呼損率の和に等しい。 ※だから、各呼損率の積じゃなくて和!! |
いずれの入線からもすべての出線に対して経路が設けられており、すべての出線が使用中でない限り接続不能とならない交換線群は、完全線群といわれる。 | この文章は正しいね
☆完全線群=いずれの入線からもすべての出線に対して接続経路が設けてある ☆不完全線群=空きの出線があるにもかかわらず、接続不能になることのある交換線群 |
さて、いかがでしたか?
今日の問題は3つの文章が記述されている中で2つ目の文章が間違いであったわけですが、間違っているポイントは
誤)・各呼損率の積で近似できる
正)・各呼損率の和で近似できる
ね?
なんだか、ちょっと書き換えただけでしょ?
こういった正しい文章の一部を書き換えただけといった内容のものが殆どですので引っかからないように、きっちり暗記して得点してください。
丸暗記さえしてしまえば、特に難しい分野でもないですからね♪
それでは今日はこの辺で
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