SS型とかADS型とかOTDRとか光アクセスネットワークの特徴
さて、今日は光アクセスネットワークの問題ですね
電気通信主任技術者の出題傾向として専門科目の交換であれ、伝送であれ、データ通信であってもこの光アクセスネットワーク関連の分野は必須だし、それ以前に伝送交換設備及び設備管理の科目でも「ひかり関連」の問題はウェイトが高いので、しっかり勉強する必要がありますよ!
・・・しかし、試験勉強でのウエイトは言うまでも無く実際の仕事の上での「ひかり関連」の知識のウェイトも相当高くなっているので、基本的な用語はキチンと押さえておかなければなりません
「電気通信主任技術者として・・・」というよりは「通信工に従事するものとして・・・」理解しておきたいところです。
・・・なんて、ココ最近光ケーブルの融着や障害点の検出の仕事が多くて余計にそんな風に思うんでしょうけどね♪
さて、それでは今日の問題はコチラ↓↓
問題文章 | ワンポイント |
---|---|
SS型は、設備センタ側において各ユーザごとにOLTが必要となり、ADS型やPDS型と比較して、ユーザへの帯域の確保などの伝送特性上の制約が多い。 | この文章は間違ってるね
※各ユーザごとに必要なのはONUで、帯域の確保などの伝送特性上の制約は少ないんじゃなかろうか? |
ADS型は、設備センタとユーザ間に光/電気変換機能、多重/分離機能を有する装置を設置した形式で、装置の設置スペースや電源の確保が必要となる。 | この文章は正しいよ
※光/電気変換、多重/分離装置の設置場所は当然必要だろうな。。。 |
ADS型は、設備センタとユーザ間に光スプリッタを用いて分岐するため、この区間の故障の探索には、OTDRを使用する。 | この文章は間違ってるね
☆長いケーブル上での障害点検出として、一般的に考えられるのはOTDR (Optical Time Domain Reflectmeter)による方法である。 OTDRは光ファイバにパルス光を入射し、ファイバ内で発生する後方への散乱とケーブル接続点や破断点で起こる反射で戻ってきた光を電気的な時間波形として捉える ※というわけで、OTDRは確かに故障区間の探索に使用されてるんだろうけど、コレってたぶんPONの話だと思うよ。(ADSは途中からメタルだし) |
ADS型は、光/電気変換を行わない能動素子を使うため、高速双方向通信の提供が容易である。 | この文章は間違ってるね
※単純に「ADS」じゃなくて、「PDS」の説明だ。 |
さて、いかがでしたか?
SS型についてや、ADS型についての文章はある程度「ひかりデバイス」についての勉強を修めていたら理解できる部分だと思いますけど今回ちょっと引っかかりそうなポイントは「OTDR」ですかね?
OTDRは上の問題でも多少触れていますけどOptical Time Domain Reflectometerの略で、簡単にいうと光ファイバの接続損失を計測する方式の一つです。
光ファイバにレーザを入光して反射光が返ってくる時間差と減衰量からロスを分析するんですね♪
それでは、今日はこの辺で
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