B-PONとかE-PONとかGe-PONとか光アクセス伝送技術の問題
さて、今日の電気通信主任技術者のお勉強は光アクセス伝送技術の問題です
まぁ、2011年1月の電気通信主任技術者の試験の本番直前ですので、多少の落ち着かない気持ちはわからなくもないですが、このブログは定常運転で進行していきます。
本番直前で焦って必死になるよりは、平常心を保って冷静に知識の蓄積をしていきましょうね♪
(焦らないと間に合わない人もいるでしょうけど・・・)
さて、そんなわけで光アクセス伝送技術の問題ですが今日の問題はB-PONとかE-PONとかGe-PONなどの概要的な記述でもありますし、頻出されているポイントでもあるので、キッチリ押さえておきたいところですね。
それでは今日のネタはコチラ↓↓
問題文章 | ワンポイント |
---|---|
PONシステムには、設備センタ側からユーザ側への下り伝送路においてTDM方式を用い、上り伝送路においてTDMA方式を用いる伝送方式がある。 | この文章は正しいよ
※コレは頻出!! |
B-PON(Broadband-PON)システムには、ATM技術を基本とする光アクセス伝送方式があり、100Mbit/sクラスのスループットに適用できるよう、ONUとOLT間の通信において、ATMセルが用いられている。 | この文章は正しいよ
※B-PONといえばATM!! ATMだから、当然ONU~OLTの通信はATMセルを使用する。 |
E-PON(Ethernet-PON)システムは、ONUとOLT間のフレーム転送において、可変長のイーサネットフレームを53バイトごとに分割して伝送する方式である。 | この文章は間違ってるよ
●ONU~OLT間のフレーム転送では、イーサネットフレームを分割することなく、そのままの形式で伝送される。 ※イーサネットなんだからフレームは分割しないし、そもそも「53バイトごとに分割」はB-PON(ATM)ですな。 |
GE-PON(Gigabit Ethernet-PON)システムによるアクセスネットワークは、1本の光ファイバケーブルを複数のユーザで共用するPONであり、設備センタに設置するOLT、ユーザ側に設置するONU及びアクセス区間に設置する光スプリッタなどから構成される。 | この文章は正しいよ
※なんだか当然のことを書いてるような気がするが「PON」はパッシブだから「光スプリッタ」を使用する。 |
さて、いかがでしたか?
PONについては、このブログでも複数回紹介していると思いますがPassive Optical Networkの略で、簡単に言うと1本の光ファイバケーブルを複数ユーザで利用できるサービスの1つなんだけど、そのなかで「受動的な分岐装置」つまり、光スプリッタを利用して伝送路を分岐していることが特徴なんですね。
(ちなみに「受動的な分岐装置」の光スプリッタは電源を必要としないこともポイントね♪)
今日の問題は、専門科目「交換」だけでなく他の専門科目でも出題される可能性は高いですし、それに伝送交換設備及び設備管理の科目でもこの手の問題は頻出しているのでしっかりと押さえておいてくださいね
それでは、今日はこの辺で
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