数式の表現が難しかったり出回線能率の問題だったり

今日の電気通信主任技術者のお勉強はトラヒック系からの出題で出回線能率の問題です。

出回線能率は「出線使用率」とも呼ばれますが、要するに運ばれた呼量と出回線数の比であらわされるものですね。

ところで、こういった問題を掲載していていつも思うのはサイトやブログで数式を表現するのは難しいってことです。
ちなみに今御覧戴いているこのブログはWordpressというCMSで構築されていますが、確かにWordpressでも数式を表現するためのプラグインが存在するのですが私にとっては案外使うのが難しい・・・
(興味がある人はModified Dahnielson Mimetexを見てね)

おかげで、簡単な分数とかを記載する場合は良いのですがアーランB式のなど、ちょっと複雑な数式は表現するのが大変なので、このブログでも記事を掲載するのを躊躇ってしまうのです・・・

まぁ、直接数式を表現できなくてもMicroSoft OfficeのExcelに数式オブジェクトがあるのでそれを利用する手もありますがね?

さて、何だか話がそれてしまいましたが今日の問題を見てみましょう!!

それでは、今日のネタはコチラ↓↓

出回線能率
問題文章 ワンポイント
出回線nに対して、aの呼量が加わった場合の疎通呼量をacとすると出線能率μは「n=ac/n」で表される。 この文章は正しいよ

出回線能率=ac/n

1回線による最大疎通呼量は1アーランであるため、出線能率μは0≦μ≦1となる。
したがって、出回線数nを一定にして加わる呼量aを増やしていくと、疎通呼量acは次第にnに近づいていく。
この文章は正しいよ

☆1回線による最大疎通呼量=1アーラン

☆出回線数nを一定にして加わる呼量aを増やしていくと、疎通呼量acは次第にnに近づいていく

1回線による【最大疎通呼量】は1アーランであるため、ηは、0≦η≦1となる。
従って、出回線数nを一定にして、加わる呼量aを増大していくと、疎通呼量acは次第にnに近づいていく。
しかしながら、出線能率ηが1に近づくに従って、生起した呼の出回線ふさがりに遭遇する割合は、急激に【増加する】。By平成16年度第1回交換

出線能率μが1に近づくに従って、生起した呼が出回線ふさがりに遭遇する割合は急激に増加する。 この文章は正しいよ

1回線による【最大疎通呼量】は1アーランであるため、ηは、0≦η≦1となる。
従って、出回線数nを一定にして、加わる呼量aを増大していくと、疎通呼量acは次第にnに近づいていく。
しかしながら、出線能率ηが1に近づくに従って、生起した呼の出回線ふさがりに遭遇する割合は、急激に【増加する】。By平成16年度第1回交換

即時式の系においては、加わる呼量aと疎通呼量acとの差で表される損失呼量と、加わる呼量aとの比をサービス尺度としており、これは待ち合わせ率といわれる。 この文章は間違ってるね

● 即時式の系においては、a-acで表される損失呼量と加わる呼量との比をサービス尺度としており、これは【呼損率】といわれる。By平成16年度第1回交換

※だいたい即時式は待ち合わせないで破棄するんだから「待ち合わせ率」のわけがない!!

さて、いかがでしたでしょうか?

専門的能力の交換科目においてトラヒックの問題は必須なのですが正直トラヒックの問題は計算を除けば過去問を何年分かをしっかり見直していけば、殆ど対応できます。

今日の問題も1つ目の文章は基本的なことが書かれていますし、2~4の文章は過去問に出題されている文章から正解を導き出すことができます。

専門的能力(交換)において、トラヒック系の問題を鬼門に感じてらっしゃる方は多いようなのですが、過去問をしっかり勉強しておけば案外特典現になるものですよ♪

それでは、今日はこの辺で



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